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夏のある日。今日も港沿いの専用線をDD55がゆっくりと走ります。
と言っても当日は特別な日。国際埠頭から渋川までの工業岩塩の
鉄道輸送がこの日をもって終了する日でした。どんな鉄道でも
お客さんが乗る路線なら、最後は多くの乗客で賑わいますが、
ここは貨物専用鉄道。これといったイベントも無く、
ただ淡々と陽炎の彼方からDD55は港からの長い直線を三菱重工の
壁に沿いながら最後の走行を感慨深げにゆっくりと走ります。
いつもと違うのはDD55に連なる工業岩塩用のパレットが
空だったと言う事でしょうか。この列車を以って、
同専用線は休止路線となってしまいました。
普段であれば列車にピントを置きたい所ですが、
長年使われたヘロヘロのレール。工業地帯で交通法規も無い
無法地帯なトラックの駐車を遮る朽ちた木製の柵も
この日まで同専用線を支えてきた主役なのかも知れません。